よく寄せられる質問と回答
ぺねきん
 
 
・パストリア水和剤とパスツーリア菌の関係は?
 パスツーリア菌はパストリア水和剤の有効成分です.
 
 ・サツマイモネコブセンチュウ以外のネコブ線虫には効果はないのか?
 パストリア水和剤はサツマイモネコブセンチュウのみに効果があり,他のネコブ線虫の種類に対しては効果はありません.
 
・パストリア水和剤を使ったが,使う前と同じくらい根こぶができている.効果がなかったのか?
 パストリア水和剤の効果判定は,従来の根こぶ形成の度合いで判断するのは不適当です.パスツーリア菌に寄生された線虫は,その体内で菌を増殖しながら根こぶを形成します.しかし根こぶの成虫内部でパスツーリア菌が増殖しており,ネコブ線虫の影響は少なくなっています.根こぶはたくさん観察され,一見効果がないように思われますが,地上部の生育や収量は増加する傾向にあります.やがて土壌中のパスツーリア菌の密度が高まれば根こぶも少なくなっていきます. 
 
・毎作パストリア水和剤をまく必要があるのか?
 基本的に1回施用すれば充分です.
 土壌中に施用したパスツーリア菌はネコブ線虫を餌にして増殖していきます.また線虫に遭遇しなかったパスツーリア菌は土壌中で5年間以上生きていますので,特別な理由(臭化メチルあるいはクロルピクリン処理をした等)がない限り毎作まく必要はありません.公式の試験を開始してから8年たちますが,最初に処理したパスツーリア菌の効果はまだ続いています.
 
・パストリア水和剤をまけば線虫剤は必要ないのか?
 しばらくは今までおこなってきた線虫防除手段を行って下さい.
 パストリア水和剤の有効成分のパスツーリア菌はネコブ線虫成虫の産卵を抑制し次世代の密度を減少させます.したがって処理直後の被害(根こぶ等)は防げません.また土壌中のパスツーリア菌が防除に十分な密度になるにはしばらく(2〜3作)かかります.その間は密度に応じて被害は低減されていきますが十分ではありません.ですからその間は従来の線虫防除と併用してください.ただし臭化メチルとクロルピクリンとは併用できませんのでキルパー,テロン,ボルテージ等をお使い下さい.
 
・収穫後根こぶの付いた根の残渣を畑に残しすき込むのはなぜか?
 根こぶの中にはネコブ線虫成虫の中で増殖したパスツーリア菌が詰まっています.次作での防除効果を発揮させるためには,この増殖したパスツーリア菌を土の中に戻す必要があるからです. 
 
臭化メチル(サンヒューム)やクロルピクリンのガス抜き後も使えないのか?
 ガス抜き後であれば使えます.
 
・陽熱湛水消毒をおこなって大丈夫か?
 パスツーリア菌は熱に強いので(65℃程度まで大丈夫),陽熱湛水消毒をおこなっても問題ありません.
 
・早く効果を出す方法はないのか?
 より早く効果を出す方法を現在検討中です.株元潅注法などが現在試験的にはいい成績を収めています.
 
・薬害は無いのか?
 パストリア水和剤の有効成分は化学物質ではなく,生きたネコブ線虫しかつかない微生物ですので薬害はありません.
 
・ネコブ線虫害以外に土壌病害も一緒に出るのだが?
 パストリア水和剤はネコブ線虫の被害のみに効果があります.また臭化メチルあるいはクロルピクリン処理は併用できませんので他の土壌燻蒸剤(キルパーなど)を使用してください.臭化メチルあるいはクロルピクリン処理の必要な場合はガス抜き後に施用するか,他の殺線虫剤を使用してください.
 パストリア水和剤の本来の効果ではありませんが,線虫を防除するとフザリウム等による病気も少なくなることも知られています.
 
ぺね菌ボタン.gif
Topページへ